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障害
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本日のすべての授業が終了。
さて、あいつの落し物、返しに行こう。
ん?
んん?
んんん????
俺、あいつの名前しらねーじゃん!!!!
学年もましてやクラスも知らねーし!
どーやって探そう……!!
さすがに『コレ』を落し物ですって学校に届け出るわけにもいかん。
「うーーーーん…」
どうしたもんか。
「おう、こら、神田ァ!」
悩んでいると、最近しつこく付き纏ってくる本物の不良の先輩「長田くん」がまた絡んできた。ので、
「んだよ。うぜぇな。しつこい男は嫌われるんだよ、長田くん。」
「て、てめぇ!!俺が彼女にフラレたの知ってて言ってんのか!アァ!?」
えーーーーーそんなこと知りません知りたくありませんなんかごめんゴリ田くんていうか彼女いたのね
長田くんを俺は心の中で「ゴリ田くん」と呼んでいる。
もちろん、
「長田くん、ゴリラに似てるし」
「てぇぇめぇえええええ!!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ぁーーーいってぇーーーー」
喧嘩には勝ったものの、ゴリ田もとい長田のベビーパンチ(笑)が大分効いた。
痛いの嫌いなのになァ。はぁ。
って、忘れてた!!本返すの!!!
やっべぇ!!と思って立ち上がったら、道の角に、誰か隠れているのに気づいた。
あ。
あいつ。
「おい」
俺は迷わず、声をかけた。
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