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衝動5
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「ほ、ほんとちょっとです!!!半勃ち程度で!!」
「ば、ばかじゃねぇ!?言わなくていいっつの!!!」
特に気になって聞いたわけでもないし、聞いたところでなんかの得にもなるわけじゃないし、
そんな詳しく言わなくていいだろ!!
俺の横で半勃ちだったのか、俺の、横で。
高槻が「半勃ちした」なんか言うから、少し想像してしまった。
別に男が好きなわけじゃないし、AVを見たことがないわけではない、
けど、
なんだこの感じ、
ギャルゲーしてるから?
二人っきりだから?
知り合ったばっかでなんも知らない奴だから?
変な動悸と汗が止まらない。
「だ、だって神田くんが!!」
「は、はぁ!?お、俺のせいかよ!?」
「き、聞くから、こ、答えただけじゃん!!」
「な、てめっぅおっ!?」
ドンッ
いつものノリで、軽くプロレス技でもかけてやろうと立ち上がった。のだが、
「わ、悪い………」
「……い、いえ…………」
パソコンのコードに足を引っ掛け、俺が高槻を押し倒すような形に倒れこんでしまった。
ま、まずい。
これは非常に、まずい。
効果音はギャルゲーの喘ぎ声でお楽しみください。
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