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衝動9
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俺が泣き止んで、高槻から離れた後も、高槻は俺の様子を伺うようだった。
そもそも、悪いことしたのは俺の方なのにな〜とか思ったけど。
反省を踏まえて、
「高槻ぃ、俺、お前の事 」
「ま、待たれよ!!!!!」
「………あ?」
決意を述べようとした途端、高槻に険しい顔で止められた。
「か、かか、神田くん!さ、さすがに早すぎるんじゃないか?!出会ったばかりだし!!」
…………………なにが?
「は?俺はただ、お前の事友達だって思ってるからまたゲームやらせろって言おうと……………」
「ぁぁあああああああ!!!!」
「な、なんだよ、るっせぇな」
「ご、ごめんなさいっ、俺、てっきり…!」
「な、なんだよ、はっきり言えよ…」
「てっきり、告白されると思って………!!!!!すいません!!」
………………なにが?
俺が?高槻に?告白???
「は、はぁあ!?ば、ばかじゃん!!!」
「す、すいませんっ!!!!」
「ど、どこで俺がお前のこと好きになんだよ!!」
「いや、ほんと、勘違い甚だしかった!!!!!」
あ、あほか。
ばかじゃねーの。
俺が、高槻を好き?
今日初めて会ったのに?
そんなの、あるわけ、ない、だろ
いや、でも、
でもってなんだ。
さっき、ちょっとどきどきしたし、
いやでもそれは、ギャルゲーしてたからで、
もし、そのどきどきが、
今だけじゃないとしたら、
「か、考えたくないわ!!!」
「ヒッ!そ、そのとおりですね!!!」
「あ!?てめーが言うな!!!」
あの時の心臓の音は
ちょっと甘い雰囲気に流されただけ!
ぜっっっっったいそれだけだ!
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