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「こんないい雰囲気の所、悪いんだけどさ。俺、コンビニで色々買ってきちゃって、これ、どーしよう…?」
と高槻ががさごそ荷物を取り出した。
袋に入っていたのは、
お菓子
飲み物
コンドーム
ローション
そして
浣腸薬?
「あ、あのね、男同士でヤる時ってね、」
「おっ前さぁ〜ほんとさぁ〜!!!」
空気読めって!!!!
「ごめん、で、でも、俺、好きだから、やっぱり神田くんとセックスしたいよ」
いつものふやけた顔じゃなくて、真剣な顔をして言われた。
ど直球な言葉に顔が赤くなる。
「せ、せ、セッ…ス、とか…!!!」
「あれ、もしかして、下ネタとか苦手なタイプ?」
「悪かったな!…て言うか、俺は、その、なんていうか、性的?なこと全般得意じゃない」
俺の台詞に、高槻の頭にハテナが浮かんだ。
俺は、得意じゃないんだ。自分の身体のこととか、異性のこととか、違うんだろうけど、全部、汚く思えるっつーか…
こう、なんていうん?快感だけ求めるみたいな、だってホントは、セ…ス、って子供作る為のもんだろ?
それをさ、自分たちの性欲だけのためにヤるとかさ、人と交じるっていうの?それが俺には全部汚いことっつーか、嫌なことっていうか、
体調管理の為に男は抜かなきゃいけないこともある、けど、それ以外で抜くのは、なんか、やりたくなくて、だから、俺、気分悪くなってからしかオナったりしねーし…
言っちゃうと自分のやつ触るのも嫌だ。
AVとか雑誌とかもほんとに無理で、見たらまじで吐きそうになるっつーか…
だからつまり、俺は性に抵抗がある、んだよな、たぶん…?
ここまで一息に喋った。
高槻は、唸るような顔をしていた。
「ん〜?でも、神田くんギャルゲーやる、よね?」
「うん、まぁ、それはそーなんだけど。あれは作り物だから、大丈夫。って言っても理解してもらえるか分かんねーけど。」
「あーなるほど。なんとなく、わかる、かな。俺もリアルな巨乳とか苦手だし。ちょっと違うかもだけど。」
「実物見たらビビるっていうか、胸糞悪くなるって言うと言い方悪いけど。」
「…………じゃあさ、神田くん、今までオナニー気持ちいいとか思ったことない?」
「……ない。出さなきゃって思って出してるし。作業っていうか。」
また高槻が唸る。
「…トラウマとか、あるの…?」
「トラウマ…………分かんない」
うーん、そうかぁ………そう言って高槻は突然俺の頬に触れてきた。
「なっ、んだよ!?」
「…これ、嫌?」
嫌?嫌なわけ無いだろう。
俺は高槻に触れて欲しいっていつも思ってる。
俺は首を横に振った。
「キスは?」
「し、したい…」
「ん、」
高槻が唇に触れるだけのキスを落とす。
「じゃあ………」
高槻の手が俺の服の中に入り込んで、俺の腹筋辺りを弄る。
「ぅわっ、ちょ、だめ!」
「…嫌?」
嫌、じゃない。
今のはただ驚いただけで、嫌なわけじゃなかった。
「びっくりした、だけ」
俺がそう言うと、うんうんと頷いて、高槻はまた俺の服の中に手を突っ込んだ。
「嫌じゃない、よね?」
「ふ、っん…」
俺は小さく頷いたが、高槻の触り方なのか、くすぐったくて、鼻から息が漏れる。
「く、くすぐってぇって、高槻っ」
「ん〜、そしたら〜……っと、」
「んぁっ………ぇ、え!?い、今のなしだから!!」
きゅっと突然乳首を摘まれ、喉の奥から変な高い声が出た。まるで女の喘ぎ声みたい。
わたわたと慌てる俺を見て高槻は笑いながらまた俺の乳首をいじる。
「ぁっ、ちょ…っ、い、いてっ、痛えっ、て、あ、も、やぁっ」
「わは、神田くん乳首弱いね、可愛い」
「痛いっ、って言ってん、のに、あ、んっ、やめ、ろってぇ!」
可愛い可愛いと連呼して俺の顔や首にキスばかりして、痛いって言ってるのに高槻はまったくそれをやめる素振りはない。
むしろ、摘むだけだったのがいつのまにか引っ張ったり潰したり、こねくり回したり、触り方がだんだんエスカレートしてきている。
それにしたがって、最初は痛かったのがじんわりと気持よくなってきている俺がいる。
「あっ、あ、ひぁっ…っ、や、めっ、んぁっ」
「も、もしかして、気持ちくなってる?」
「ん、なって、な、いっ!!」
「うそ?」
「いっ、あ、いたいって、や、だぁ」
ギュウッと強く乳首を摘まれて、半泣きになる。俺痛いの嫌いなのに。
「ぁ、ご、ごめん、やりすぎた…」
「乳首ひりひりすんだけど…?」
「う、ごめん、」
「ちゅーしろよ」
「ぅえっ?「早くしろ」はい!」
乳首弄られてキスしたくなったとか絶対知られたくないし、俺が嫌だ。
高槻の愛撫で変な気分になっていたのか、いつも通りのキスなのに、俺はいつも異常に興奮してしまっていた。
「ん、ふっんぁ、ン、」
離れようとした高槻を捕まえてさらにキスをねだる。
高槻は驚いた様子だったがすぐに舌を絡ませてきた。
「ん、もっ、とぉ、っ」
長すぎるぐらいのキスでお互い息が上がっている。俺はうまく息が吸えていなかったのか、頭がぼーっとしてならない。
からだが熱い
ただそれだけしか考えられない。
「は、神田くん…っ、勃ってる…」
「…え?」
自身の下半身に目を移動させると、確かにそれはおれのスラックスにテントを張っていた。
「はれ?…なんで?」
どうして自分がそんな状況に陥っているのか理解が追いつかない俺は考えられない頭で必死に考えようとした。
「神田くんが、気持ちいいって思ったからだよ」
「お、れが…?」
いつも勃たせるのが精一杯なのに、今日は気づかないうちにそうなっていた。
高槻の愛撫が、
高槻のキスが、
…気持ちいいって感じたから?
「俺のこと好き?」
「ん、好き…」
「うん、俺も…」
ぐっと、体を押され、後ろにあったソファに倒れこむ。
抵抗しようにも腕や体は、俺より一回りでかい高槻に押されられているし、
なにより、
高槻とのキスが気持ちよくて、
抵抗する気にもならない。
「た、かつきっぁ、ふ」
「神田くん…しても、いい?」
俺が何の返事もする前に高槻は俺のものをいつのまにか取り出して握っていた。
「たかつきっ、汚ね、って!」
「…汚くなんかないよ、大丈夫、だから」
高槻はそれを上下に激しく扱く。
いつもなにも考えずに1人でやっていた時とは全く違う感覚。
全身のうぶ毛が逆だって、ぞわぞわして、体は熱いのに、高槻の手は冷たくて、それが最高に気持ちよくて、
「あっ、やらっだめ、ひ、ぁんっ汚い、の、でるって、あっあ、たっ、つき!」
「うん、出して、汚くなんかないから、気持ちいいでしょ?」
「んっ、う、き、もちいっ、あっ、むり出るっ」
初めてしっかりとした快感を得て射精した。
息が乱れて、うまく喋れない。
「……気持ちよかった?」
「はぁっ、は、う、んっ…はぁ、つ、かれたぁ」
俺に微笑みかける高槻の手に目をやると、俺が出したものでいっぱいだった。
高槻に無言でティッシュを差し出す。
「え?いらないよ、舐める…ん、」
高槻は手に付いた俺の精液を舐め始めた。
最初はわけが分からず、俺はそれを傍観していたが、しばらくしてハッとなり、すぐ止めさせようとした。
しかし、
「汚くないよ、むしろ聖液だよ、ていうかおいしいわペロペロ」
さらに、
「ていうかほんとは俺手コキじゃなくてフェラしたかったけど神田くん絶対嫌がるなって我慢したんだからむしろ褒めるところじゃねえかな?もっと言うと俺神田くんとピーしてピーがピーでピーピーピピピピだよ。」
なんてわけがわからない発言をしだす次第。
お母さん、俺が好きになってしまった男は、オタクの上に変態です。
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