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召喚6
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戻ってこない佐藤を高槻に探しに行かせて、入れ違いで今、佐藤が戻ってきた。
ここまで順調。
昇平も気づいていないみたいだ。
「あれ?高槻、お前の事探しに行ったんだけど」
「え?まじ?すれ違いかよ〜」
「ちっ、めんどくせーな。俺、探しに行ってくる」
「あっ、昇平、ちょっと待って!俺地図見たいんだけど!」
昇平は地図係で園内の地図は昇平しか持っていない。そこをうまく利用して、堤が高槻を探しに行こうとした昇平を留まらせる。
「神田、」
こそっと佐藤がやって来て、俺に『行け』と合図した。
こくんと頷いて俺は走りだした。
「あ!神田!てめ、待て!って、ちょ、おい!」
「だめだよー昇平、邪魔するなんて」
「お、前ら!グルかよ!」
「てへっ、ごめんね♡」
ギャーギャー騒ぐ班員を背に、俺は高槻を探した。
なんか、出会った日、みたいだな。
あの日も俺は高槻を探していた。まぁあの時はギャルゲーの攻略本を返すためだったんだけどな。
あの時は、こんなことになるなんて思ってもいなかったけど。
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