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少艾3
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「尊くんのピーチフラッシュが聞ける日が来るとは…こりゃ記念日だ…………はぁ」
高槻はさっきからぶつぶつと独り言が耐えない。
正直きもい。
ほんの出来心でやったことが、後になってこんなに後悔することになるとは。
「ところで尊くん。もうすぐ、ボク誕生日なの。」
「え、そーなの?」
「うむ。それでね、あのね、」
「知らんかったわー。あ、じゃあ昇平たち読んで誕生会やろーぜ!」
「うんうん、誕生会ね、いいねいいね!…じゃなくてね!!!!!」
「は?なんだよ。」
うふふ、とキモい笑顔でくねくね身体をよじらせながら、高槻は少しずつ俺に近付いて来る。
気持ち悪くて、あとさずっていたら、壁に辿り着いた。もう逃げ場はない。
バンッ
高槻が壁に両腕をついて、俺を囲む。
「壁ドンやな。」
「尊くん、一生のお願い。」
「何回目だよ」
「モモたんの衣装、着てエッチしてくれない?」
真面目な顔してなにを言い出すかと思ったら。
馬鹿か!!馬鹿じゃねえの!!!
呆れ過ぎてそんな言葉も出てこない。
「……嫌に決まってんだろ。」
「だって…俺の誕生日だよ?」
「だから普通にみんなで誕生日会やりゃいいだろうが」
「俺が生まれてなかったら、出会ってないよ!」
「だったらなんだよ」
「…お願いだよ〜〜!!着てよ〜〜!!一生に1回の17歳の誕生日だよ〜〜!!!!」
「知るかよ!!馬ァ鹿!!帰る!」
ふぇぇと後ろで泣きわめく高槻を尻目に、俺は自室へ帰った。
とりあえず、いつものメンバーに高槻生誕祭開催のメールを送る。
つか、モモたんの衣装ってなんだよ。
あんなどピンク、ひらひらレース、おまけのおまけにハートのステッキ…
俺が着たって痛いだけだろ…
あいつのことだから、もう衣装は用意して有りそうだけど。
ぜってぇ着てやんねぇ。
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