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少艾9
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そんなこんなで。
「「「高槻誕生日おめでと〜!!!!」」」
「ありがとごぜぇやす!」
誕生日会のスタートです。
テーブルには昇平と作ったモツ鍋、ケンタのパーティーセット、海藻サラダと、あとはお菓子類が並ぶ。
どうやら高槻の好物ばかりらしく、先程から目を輝かせている。
まだまだお互い知らないことが多い。
これを気に覚えておこう、高槻の好きなもの。お弁当づくりに役立つかもだしな。
高槻もすごいんだけど、昇平のケンタの食いっぷりが半端じゃない。
そんなに好きなのか鶏。。。
「って昇平ケンタ食べ過ぎじゃない!?」
ほら、言われてる笑
「あ?てめーはモツだけ食っとけ!」
「お前は鶏だけな」
「あ?」
「ゴメヌ」
なんとなく、俺と昇平、昇平と高槻が合う理由が分かった気がした。
なんか色々ゲテモノ食べたり、ゲームしたり、そろそろパーティも終盤。
「んじゃ〜そろそろプレゼントタイムかな〜!?!」
佐藤の掛け声で俺達はいそいそ準備に向かった。
「そんな準備とかいるほど壮大なプレゼントなの?!俺愛されてるね!!!」
堤の部屋で魔女っ娘衣装に着替える。
5人で集まって円陣を組んだ。
「本番、一発勝負。思いっきり笑い取りにいこうぜ!」
「「「おっしゃあ!」」」
やはり、廊下での待機は辛い。誰かに会いそうでびくついていた。
ちゃらららら〜♪
遠隔操作的なやつで高槻の部屋の中に置いておいたスピーカーから魔女っ娘のOP曲のイントロを流す。
俺の登場はラスト。やべえ、緊張してきたわ。
「えっ!?なに?!ももタンのOP!?!え!?!?」
まだ誰も居ない部屋の中で高槻が1人騒ぐ。
ガチャ!
勢い良く扉を開けて、穂樽が部屋に飛び込んだ。
いよいよ、始まってしまった…。ここからは早い。
「自然を愛し、平和を願う…魔女っ娘グリーン!」
「ファーwwwwwwww穂樽似合うwwwwwwwwwwwwwww」
「元気いっぱい太陽パワー!魔女っ娘イエロー!」
「しょ、しょう、ヒィwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「慈悲の心、さぁあなたも悟りましょう?魔女っ娘パープル」
「堤さんwwwwwwwwwお前までwwwwwwwww」
「海のような大きな愛で世界を救います、魔女っ娘ブルー!」
「えっ、1人完成度高杉、えっ?!?!wwwwww」
とうとうやって来た。俺の番。
「あれ、ってことは、まさか…………!?」
深呼吸を一つして、重い扉を開く。
「ラブリーなスマイル!さぁ、笑って?魔女っ娘ピンク!」
「ンアアアアア!!!!!!モモたーん!!!!!!いや、たけるくーん!!!!!!!!可愛い、可愛いァァァァァアマァアマァァァァァァァァァァァァァァァァァォォァァァァァォォォォァァォァァァァァァァァァァァァァァァィァァァァァォォダォォァォォォォオ!!!!!!!!!」
「「「「5人揃って、魔女っ娘戦隊マジジョルーン!」」」」
バーン!
という効果音と共に、最後の決めポーズをして、自分のセリフを必死に思い出す。
「私達が来たからには、あなたの好きにはさせない!」
「ここで決着をつけましょう、タカツキ!」
「えっ!?俺敵なの!?!」
「問答無用!!アクアシャボン!」
「ウワアアアアアアアアア!!!」
「ピンク!あれで決めちゃって!」
お前ら相当ノリノリだな。
俺もだけど。
「OK!いくわよ、ピーチフラーーーッシュ!!!!」
「ぐ、グァァアアアア!?!!!!!」
ばたり、と高槻が床に倒れた。
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