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憤慨3
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部屋に帰り、ベッドの上でもんもんとする。
なんだよ、ゲームばっかりやりやがって。
俺がいるんだから俺に構えっつーの!
ってなんかめんどくせー女みてー……
「だぁーーっ!!くそ!!」
クッションを抱いて、寝っ転がる。
ここで一つ、俺の頭の中にある作戦が思い浮かんだ。
そうだ。
今どうせあいつは新作ゲーム攻略にしか興味ねーんだ。
シカトされてこんな落ち込むくらいなら、こっちからシカトしてやるっつーんだよクソ!
俺の特技:負けず嫌い が悪い方向に発動し、俺はしばらくの間、自分からの高槻への接触を控えることにした。
○用事がある時以外は話しかけない。
○お昼は1人で食べる。
○一緒に登下校、外出をしない。
○連絡を取らない。
○部屋に行かない。入れない。
と、でかでかと書いた紙を壁に貼り付ける。
いい感じだ。
俺がいつまでもテメーに甘ったれてると思うなよ。
お前がいなくたって俺は平気なんだから。
絶っっ対俺からは折れてやらない。
こうして、俺の一方的な高槻への反逆が始まったのである。
その頃の高槻はというと。
「なんか尊くんすごい怒って出てったけどなんだったんだろ…イヤホンしてて全然聞こえなかったけど…ま、明日になれば機嫌もなおってるでしょ…って、あ!!イヤホンちゃんと刺さってないじゃん!尊くんいるのに音漏れしてた〜〜恥ずかしーーー!!!!!」
明日から戦争が始まるともつゆ知らず、のんきにギャルゲーの攻略に勤しんでいた。
「ふぁぁ〜〜波ちゃんかわいいお~!!ロリ顔だが巨乳…罪深いな……………GJ。」
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