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「お願いだから俺たちを、自分を否定しないで 。
汚い恋愛の仕方なんてないんだよ」
須藤の声が、表情が、泣きそうになっているのが分かって俺は靴を脱いで須藤に近寄ってそっと抱き締めた
何も考えてないようにみえて須藤も本当は脆かった
須藤は、俺以上に苦しい経験をしてきたのだろうか
もしかしたら今も__...
そう思ったときに須藤が俺の体を引き寄せ自分の胸に収まるように、力強く抱き締めた
俺は再び須藤の背中に腕を回して声を殺して泣いた
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