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ツイテルンデス7
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「飯食ったら続きしてやろうか?」
ニヤニヤ顔の徳川。
「結構です!」
俺は食事を再開。
「琳、おかわりあるよ?」
「ほんと?たべるう」
ハイっ!と空になった器を徳川の前に出す。
「子供みたいだな琳」
ニヤリッと笑われ、我にかえる。
しまった!あまりの美味さに………ううっ、俺の食いしん坊!
徳川はおかわりをシチューを入れて渡してくれた。
徳川の作る料理は本当に美味しくて、おかわりもっと行けるぜ?
なんて、思いながら食べてたら、頭をポンポンされて、
「まだあるから慌てるな」
なんて言われてしまった。
くそ!ヤバイとこばかり見られてるぞ?
俺、大人になれ!
「琳、飯食ったら風呂入れよ?もう沸いてるから」
「う、うん」
な、なんて良く出来た子!ブラボー。
1人暮らしの時はシャワーで済ませたし(メンドイから)ご飯も弁当とかラーメンとかばっかだった(メンドイから)
それなのに、なんという事でしょう。
ご飯食べたらお風呂が用意されている。
えへへ、ここ来て良かったなあ。
食べ終わると徳川が食器を片付けてくれた。
俺も手伝うと言ったけど、風呂入れと背中を押され、風呂場へ。
片付けしなくていいなんて………
マジ、いい子だな。エロいけど。
服を脱いで浴室へ。
浴槽につかるのなんてどれくらいぶりかな?
シャワーの方が早いし、お金そんなかからないからシャワーで済ませてたもんな。
お湯に足を入れるとちょうどいい湯加減。
俺好み。
「うい~。」
なんてオッサンくさい言葉を発しながらお湯に首まで浸かる。
やっぱ、いいなあ。風呂。
温泉好きだもんな。
壁に頭を寄せて、目を閉じる。
気持ちいいなあ…………
………………………デス、
スキデス……………
えっ?あれ?また、聞こえた?
目を開けて周りをみるけど何もない。当たり前だけど。
何か聞こえたんだけどなあ。
うん、さっきも………
聞いた事あるような声だったよなあ。
誰だっけ?
………センセ、スキ………オレモセンセイト………
キスシタイ。
ほえ?なに?
チャプンとお湯の音。
その音と一緒に囁くような声。
「琳、この馬鹿!」
耳元で徳川の怒鳴る声。
なんで怒鳴るんだよ?あん?
顔を上げると俺の身体をガシッと掴んでる徳川。
あれ?
ザバっとお湯の音がして、俺は徳川に抱え上げられた。
えっ?なに?なに?
「風呂入りながら寝るな馬鹿琳!」
怒鳴られた。
えーー?おれ?寝てた?
抱っこされてる俺って、
……………うおおおおおっ!マッパやんけえええ!
「おろ、おろせ!」
バタバタと暴れる、もちろん暴れるさ!
だってチンコ隠してないんだよ?
素っ裸で男にお姫様抱っこされてんだよ?
「暴れるな!」
一喝されて、借りてきた猫になりました。
チーンッ
俺、なんと40分近く入ってたらしい。
小さいソファーに座らせられて、髪をガシガシッとタオルで拭かれる。
いや、髪よりも着るもの!着る物ほしい!
裸なんだぜ俺……ワイルドだろう?なんて古いギャグをまだ言えるなら余裕あるのかな?
髪を拭いていた徳川が俺から離れると、ゴソゴソとクローゼットから服を取り出して、渡してきた。
いやいやいや、それは俺のじゃないしー!
「俺のあるから」
「どの箱か覚えてんの?」
徳川に言われて気づく、……段ボールは数10個。
どれに服を入れたか覚えていない。
「風邪引くだろ?とりあえずはソレ着ててよ」
渡された徳川の服。
長袖シャツで裾が太ももまである。
無いよりマシだから、速攻で着た。
チンコ丸出しは流石にね。男同士でも照れます!
「下着は?」
「それより、風呂場で寝るなよ馬鹿琳!」
うわっ、さり気なく下着スルーですか?
「いや、パンツ!!パンツください」
「パンツは後ー!今はお説教してるだろ?」
いやいやいや、パンツは先でしょう?
「もう!自分で探す」
ソファーから降りる俺。
だいたい、説教とか何だよ!!
ちょっと風呂でうたた寝しただけじゃん。
「だーめ、琳はノーパンで居て貰う」
ガシッと腹に徳川の腕がきて、ひょいとソファーに戻された。
「ノーパンって!どこの風俗だよ?」
文句を言う。
「へえ、琳って風俗行くんだ?」
耳元で囁かれる。
「ちが、行かない!つーか、離せ!!」
俺はまだ徳川に捕まったまま。
「だめ、離さない。琳……すげえ、エロいから足はバタバタしない方がいいな」
そう言われて気づく、足はバタバタしてるから裾が上がってかなり際どくなっている。
よって、大人しくなります。
「ほんと、琳って素直」
クスクス笑う徳川。
「う、うるさい!」
なんで、俺は徳川に抱っこされてんだよ。しかもノーパンで。
「荷解きは明日しようよ……寝よ?」
「はい?荷解きしなきゃ、明日着ていく服が」
「明日、土曜日だけど?」
「えっ?そうだっけ?」
「それに琳はアパート火事になったから大変だろうって明日の雑用を他の先生が代わってくれたじゃん」
「えっ?マジ?それ、………知らないよ」
そんな話、したっけ?
記憶にない。
「そりゃ、そうだろ?俺が持ち掛けたから」
「はっ?」
俺は驚いて徳川をみた。
「気が利くでしょ?」
ニコッと笑う徳川。
なんも言えねえええ!
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