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副会長視点 御狐神玲
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生徒会室に向かっている途中
先生に呼び止められ転校生の件は
どうなってるのかと聞かれ
意味がわからず
その場で会長に電話してみたら
あのバ会長はのんきな声で
そう言えばそんなこと言ってたな
とかほざきながら挙句の果てには
お前が迎えにいけなんてことを言い出した。
仕方無しに何時に迎に行くのか聞いてやれば
8時30分とかぬかしやがる……
現在は8時丁度だ
この学園は無駄に広く出来ていて
早くて大体校舎から正門まで50分程度かかる
間に合うはずもないがこれ以上待たせては
相手に失礼だと思い急いで正門に向かった。
正門に向かうともじゃもじゃ頭のいかにも
根暗そうな奴が立っていた。
話しかけたくないくらいキモイがそれを
内心に隠しいつもの笑顔で話しかける
がそいつは反応しない何やらぼーっと
しているようで、話しかけても反応しない
思い切って揺さぶって見たら相手はようやく
俺に気づいたみたいで驚いていた。
メンドクサイがもう一度相手に自己紹介を
していつもの様に微笑む
いつもはここで相手の顔が赤くなるか
叫ばれるかのどちらなんだが
モジャ男はどちらでもなく平然としていた。
少しだけ彼に興味が湧いた。
そして彼が声を発した瞬間
俺は驚いていて理解できないでいた。
その声は凛と透き通っていて
けして大きい声ではないのに直接頭に
届くような声でそれでいてとても
艶っぽい声音でそれはもう、
かなり腰にくる声だった。
挙句に首を傾げて
俺の事を不思議そうに見てくる
なんか仕草とかが可愛すぎてもう……
ダメな気がする………
しかもコイツ良く見れば顔のパーツ
整ってる、
なんかコイツから漂って来る
匂いもかなりやばい
腰にズッシリ来るというか……
コイツ変な香水でもつけてんじゃねーの???
つけてんならまだしもつけてなかったら
コイツ絶対誰かに食われちまうな……
そう考えると何故か胸の奥が痛んだ。
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