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#65
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俺はベッドにあぐらをかいて座る。
結登が丁寧に髪を乾かしてくれた。
俺、歳かな…
こんなちっぽけなことが、すげぇ幸せに感じて…
また、目に涙が浮かんで前が見えなくなってきた…
バレないように少し俯く。
膝に肘をつき、手のひらで目を隠す。
結登は勘がいいから多分すぐ気づかれる。
目は隠せるけど鼻を啜るのは隠せない。
「だぃ…?」
結登はそれに気づき、ドライヤーを止めて俺をのぞき込んでくる。
「…わりっ。なんでも、ねぇから…」
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