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僕はサングラスの奥の蓮二の目を見つめる。
サングラスの色素は薄いため、蓮二の切れ長の目ははっきりと僕の瞳に映る。
そして、やっぱり、
蓮二の目には愛なんか、全く映ってなかった。
もっと冷たいもの、暗いもの
その綺麗な瞳をサングラス越しにみながら、僕は幸せな気持ちになる。
僕に誰よりも蓮二は強い思いをぶつけてくれる。
それだけで、十分だった。
誰からもこれは愛だとは認めてもらえなかったけど、それでも僕を満たすのには、十分だった。
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