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第1章:発情期到来中(1/5)
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【side*啓】
突然だが、どうやら葵は発情期らしい。
「けーくん…っ」
脱がれたズボン。ブカブカのTシャツのおかげでギリギリ下着は見えていないのが不幸中の幸い。
いや、幸い中の幸いか……。
そんなことを考えている間にも俺に送られるいやらしい目線。
モジモジと腿を擦り合わせながら物欲しそうに俺のことを見つめている。
「けーくん、駄目?」
すりすりと甘えたい猫みたいに、擦り寄ってきた。
Tシャツから覗く白く細い脚。チラリと見える下着。
本当にまったくどうしたものか。
いつもは何かしない限り、こんなにはならないのに。
触れてもいないのに下着は既に濡れているようだった。
「変態…」
「だ、だって…」
「だって、何?」
「最近、けーくん…してくれないから」
葵は恥ずかしそうに目を伏せた。
長い睫毛がほんのり染まる頬に影を落とす。
拗ねたように少し尖らせた唇。
葵のひとつひとつに、欲情してしまう。
今すぐ押し倒して、自分の欲を吐き出してしまいたい。
「ん、ごめんね…」
そっと頬を撫でてやると、葵はまるで猫のように気持ちよさそうに目を細める。
「しようか」
耳元で小さく呟けば、満足げに頷いた葵。
さっきまで拗ねてたくせに。まったくゲンキンなコだな。
…そんな可愛い子には、意地悪してあげなきゃ。
「ね、葵? 今日は自分でシてみせてよ」
「…え、自分で…?」
「そう、できるよね」
「やだ…恥ずかしいよ」
「できないなら、今日はいれてあげない」
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