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クラスメイッッットゥン
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イブ先(※伊吹先生のことだよッッッ)に
キ、キスされた後。お互い冷静になって、少し休憩して身なりを整えて教室の前なう
「朝陽、俺が呼んだら入ってこい」
こくり))
(俺、無表情で良かった)
内心、さっきの行為で心臓がバクバクで
ドキドキでもう、胸が張り裂けそうッッッ
とまではいかないがだいぶ朝陽は焦っていた
あんなことがあった後だ、無理もない
と無表情の下、自己暗示をかけまくっていると突然目の前の扉が開いた
「おい朝陽。俺が呼んだら入ってこいっつったよなァ?」
こめかみをピキピキさせながら言う伊吹の
言葉から朝陽はだいぶ考え込んでいたようだった
それ程までに、朝陽にとっては衝撃的な出来事だったのだ
「まァいい、ついてこい」
「いッ」
伊吹に手を引かれ、朝陽は強制的に教壇へ。
クラスメイトの前へと引っ張り出される
「あ…難波 朝陽よろしく」
挨拶をすると水を打ったように教室が静まり返った
朝陽が教室中を見回す
(ユウは違うクラスなのか?)
ふと、小柄な可愛らしい顔をした男の子が
一言呟いた
オタク気持ち悪い、最悪。
それを皮切りに教室中から朝陽に向かって
キモい
オタク
死ね
勃たない
学校が穢れる……
罵詈雑言の嵐
対して朝陽は冷たい目でクラスメイトを見渡していた
「おい、辞めとけ。俺はそういうの嫌いなんだよ、気分悪ィ」
あくまで自分の為に言っているように
制止の声をあげた伊吹を朝陽がジト目で見る
(お前は俺の為にそんなことしなくていい)
そう目線で訴える
(え、なに?俺めっちゃ見つめられてんだけど。ナニナニ俺に惚れちゃったのか、朝陽はよォ)
伊吹に伝わるはずがなく
伊吹はただただニヤニヤしている
(はぁ…)
「イブ、席」
「あ?…おぉ、席な。朝陽の席はァーッと」
伊吹が教室を見渡す
すると、ある生徒が声を上げた
「イブ先〜俺の隣空いてっけどォ〜?」
「じゃあ朝陽、京汰の隣な」
こくり))
京汰の名前が上がり、教室はまたもやざわつき始める
「なんであんなキモオタが京汰様の隣なのッ」
悲鳴が教室に響く
だが朝陽は、それを全く気にする素振りもなく自分の席へ颯爽とたどりいた
途中で足を掛けようとした者は逆に足を踏まれ、しなかった者も朝陽の誰も寄せ付けようとしない孤高のオーラに恐れをなしていた
「俺は羽瀬 京汰(はぜ きょうた)仲良くしてくれよ」
「嗚呼」
「おい、始めんぞ」
伊吹がこちらの様子を伺いながら
聞いてくる
朝陽はコクリと頷いた
「よーし、出席とんぞ〜。居ないやつ手ェあげろ〜、よし居ねぇな。…後は頼んだ委員長ォ」
ガラガラガラ、ピシャ
(適当すぎだろッ)
「まぁ、いつもの事だから気にすんなよ、朝陽」
コクリ))
パチン、パチン
誰かが手を叩いた
「みんな聞いてくれ。明後日からは新入生歓迎会…新歓がある。新歓では理事長の別荘へ二泊三日で行くそうだ。そして、移動手段はバスでその座席を今決めたいと思う。後…部屋割りは、縦割りだ。もちろん」
生徒会込みで。
キャァァアァァアアアアアアア!
ウオオオオオオオオオオオオオ!
新歓は嵐の予感
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