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及影~シてほしいんでしょ?2
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〈side及川〉
「…なんかあったの、トビオ」
案の定『なんか』はあったみたいだけど…なかなか話す気にはならないみたいでずっと黙ってる。
どーすっかなー…
俺自身も黙っちゃうとさ、空気が重いっしょ?
「…言いたくなったら言いな?」
とりあえず落ち着きそうな事と、頭を撫でてみた。すると
「…っ!…お…んは………ですか…」
震えた声で小さく呟かれた一言。
『及川さんは他の女にも同じ事してるんですか』
「トビオ」
名前を呼ぶ
トビオがやっと顔を上げた。
唇をきつく噛み悔しそうに歪めた、顔。俺を見つめる双眼には悲しみと嫉妬と少しの涙が浮かんでいて…胸が締め付けられた
…そしてその瞬間、岩ちゃんに電話をかけた。
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