アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
シュガーレイン~月山
-
「え?彼女?」
「そう。出来たから」
唐突に、しかし決定的な前触れを以て告げられた。
「…じゃあ、今日からなるべく離れてるね」
にこ、と俺は笑った。笑った、と思う。実際どうだったかは解らないけれど喜んでいるように見せる努力をした。
本当はツッキーは俺のだから付き合ったらダメっていいたかった。でもツッキーの目は何かを望んでいた。多分それは肯定を望んでいたはずだ。
「…ぅ」
ツッキーの姿が見えなくなった後生気が抜けたようにふらふらと帰宅し自室に入った途端その場にへたりこんだ。そして、そのまま膝を抱えて日が落ちるまで泣いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
40 / 87