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ポイズンアップル 澤菅~澪様リクエスト
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「大地ー、それとって」
この日は部活前の部室で二人だった。早くホームルームが終わったので先に来ていたのだ。
「ん、これか?」
「さんきゅ」
一、二年がいればしゃきっとするのだがいない今は完全に間が抜けてダラダラモードだ。
それ、と言われたスポーツバッグを手渡せば二人だから見せるふにゃりとした笑顔が見れたりする。
勿論、旭や清水がいなければと言うわけでは全くない。寧ろ居てくれないと困る。
それでも俺の中のスガは二人とは違う立ち位置に居るような気がしていた。
そう、気付いてはいる、けれど表には出さない。気色悪いのは痛いほど理解している。例え気持ちを伝えてキモがられるくらいは別に普通の反応だし友情なんて無くなるだろう。
しかし問題は告白されたスガの方にあると考えたために行動に移せずにいた。
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