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アイス 研日~明日香様リクエスト
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「あっついよ…」
じわじわと照りつける日光に日向はTシャツで扇ぐ。
いくら拭っても伝う汗は減ることはない。
日向は夏自体は嫌いではないが暑すぎるのは嫌いだった。
「…翔陽、どっちがいい?」
その声に振り返るとコンビニから小さい袋を引っ提げて戻ってきた音駒バレー部のセッターで日向の恋人である研磨がいた。
「あ~…こっち」
「ん…」
日向は袋を覗きゴリゴリ君を選ぶ。
必然的に研磨は余ったホームランバーの袋を破った。
ひんやり、咥内から喉が甘く冷えていく。
「おいしい?」
ちらりとこちらを見ながらいってくる研磨に日向は太陽よりも明るい笑顔で「おいしい!」と言う。
「…そっか。」
ふ、と笑ったのを見て、夏というのは暑いだけではないのかもしれない、と日向は思ったのだった。
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