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いわばとんでもない話なのである 菅影〜こねねん様リクエスト
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「なぁ、影山、これ食ってみて」
「あ…、美味いです…!」
「ほんと?良かったぁ…味濃すぎないか心配だったんだよ」
今日は影山と付き合い始めて4年、同棲を始めて1年がたった記念日だった。そのため俺はいつもに増して込んだ手料理を作っていたのだ。
味が濃い目だとよく言われるので最近は減塩など調味料を多く使ってしまうことに注意していたので今までとはなんとなく感覚が違った。
だから、少し薄味が好きな影山にはよく味見してもらっていたのだ。今日はなかなか上手くいったと思っていたから美味しいと思ってもらえて嬉しかった。
「じゃあ、これからデザート完成させちゃうな」
「あ、じゃあ俺、料理運んじゃいますね」
そう言って影山は今作った料理にラップをかけリビングに持っていった。とても平和且つ幸せな宛ら新婚夫婦のような、そんな生活に確かに満足はしている。…しかし、一年もたってしまえば少しばかり刺激が欲しいと思ってしまうものだ。
「…どれくらい入れたらいいのかなぁ…」
俺はぼそっと呟いて出来上がったデザートに白い錠剤を混ぜるのだった。
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