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もう一度だけ
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兄さんは僕を捨てた。それでいいじゃないか。
だけど、涙が泊まらないのはどうして?
「うぇっ...ひぐっ...うぅっ...」
僕はひどい顔で校門にむかった。
校門では春斗がスマホをいじりながら立っていた。
そして、僕がげんかんから泣きながらでてきた時はびっくりしてた。
泣き止まなきゃいけないってひっしに涙を止めようとしてみたけど止まらない。
「まさき?!どしたっ!?なんかあったのか?」
「春斗ぉっ...!」
僕はそう言って一目を気にせず春斗に抱きついて大きな声で泣いた。
迷惑だったかとしれない。
でも僕はただ泣くことしかできなかった。
「お前の家遠いだろ?今日は俺の家泊まってけよ。しかも歩きだし。チャリの後ろのって。」
「ありがと...ふっうぇっ…」
僕は春斗のチャリの後ろに乗った。
「しっかりつかんでろよー。」
「んっ…」
僕は春斗を強く抱きしめた。
懐かしい感覚。
あたたかい。余計涙が止まらなくなった。
兄さん。兄さん。
嘘でもいいからもう一回好きって言ってよ。
「兄さん…っ…」
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