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一日目3
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教室に戻ると春斗は居なかった。
ちょっと心配になっている自分がいる。
悪いのは自分なのに。
春斗は1時間目が終わってからきた。
先生は何もつっこまなかった。
「お前らー、今日は席替えするぞー。」
そして僕らは席替えした。
柚姫とはまた近いけど、春斗とは遠くなった。
嬉しいような、悲しいような気持ちだった。
席
|教卓|
□□□□□□
柚□ま□□□
□□□□□□
□□□□□□
□□□□□春
□□
「柚姫、まさきとまた近くなったね。」
「そうだね、柚姫。」
そんな会話をしてる時いきなり大きな何かが倒れるような音がした。
僕はビックリして振り向いた。
「先生、俺今日帰ります。さよなら。」
「あ、おい!またんか!...はぁ...」
大きい音の正体は春斗がたおした机の音だった。
春斗の目には光はなく死んでいると言ってもいいくらい顔がげっそりしていた。
「まさき。気にしなくていい。そんなことより授業に集中しよう。」
「う、うん...」
もしかして、今の会話で...
違うよね。
勝手な考えはやめよ。
そして、僕ははいつも通りに授業をうけた。
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