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嘘。じゃない。
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赤月side
「なーんて、嘘!びっくりしたぁ?」
違う。嘘じゃない。
好きで、好きでたまらないんだ。
『嘘かよ...まず、まさきを助けてやってくれ...』
「...うん」
そう言うと僕は通話を切った。
涙がこぼれそうになった。
必死でこらえる。
今日で最後。
今まで大好きでした。
「あきらぁ...すきだよ」
僕はLINEの垢を消した。
あきらを忘れるために。
話したらまた、絶対好きになっちゃうから。
「よしっ...」
僕は一度大きな深呼吸をして、保健室のドアを勢いよく開けた。
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