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嘘だろ。
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柚姫side
「次俺らか!柚姫に絶対勝つ!」
「無理でしょ。僕6.89、春斗は6.91でしょ。しかもあれ本気じゃないし、」
僕と春斗は直前まで軽い喧嘩をしていた。
僕はジャージのチャックをピチっと上までしめて、軽く屈伸をした。
春斗はジャージを脱いで半袖になっていた。
5月って肌寒いのに何してんのこいつ。
僕はスタートの位置に構えた、余裕だと思っていた。
春斗もハチマキをキツく結び、もえていた。
「位置についてー...」
僕はゴールすることだけを考えていた。
そうすると春斗は言った。
「俺も、あれ本気じゃねーから。」
「は?」
「よーい...どんっ!」
頭がモンモンのまま僕は走りだした。
「っ!なんでっ!」
いつもなら50m地点で僕がはやいはずなのに、春斗は70m地点にいた。
「1.春斗!5.46!(はやいけど、小説だからなんでもありです。)2.柚姫!6.12!」
5秒だい...?
嘘だろ。
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