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弱いものは何も出来ない
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あのまま、引きずるようにして
僕はどこかへ連れてこられた
恐怖で足がガタガタして
目も開けてられなかった
連れて来られる途中、少しだけ目を開いて周りを見たけど・・・
他の人は僕の事を見てたのに助けてくれなかった
関わりたくないと、知らんぷりをしては
どうぞどうぞと、この不良共に道を開けていた
「・・・最悪だ」
「はぁ??」
「っ、すみませんっ」
そして、連れてこられた場所は多分
校舎の少し離れた場所にある
今はもう、使ってないであろう道具用倉庫。
なんで外部から来た不良が
こんな場所を知ってるんだよ
「おい、女」
「はい・・・」
いや、僕は女じゃないよ
そう言いたかったけど、
ここは、女としといた方が良いのかもしれない。
もしも僕が男だと知ったら、またこいつらは怒って
きっと僕をボコボコにするはずだ
「で、どうしてくれんだよ?
上から降ってくるなりこの俺様を
下敷きにするなんてよ」
大柄の男が睨みながらそう言ってきた
これは、かなりご立腹のご様子
「・・・・はい、すみません」
どうしよう。本当にやばい。
こんな所、誰かが助けになんて
来てくれるはずがない・・・
「俺様の体を傷付けたんだから
お前も体で詫びろよ」
「はい、すみませ・・・・ん?」
って!!なんでそうなるの!?
「おら、脱げよ」
「ちょ、い、嫌ですよ何でっ!」
冗談じゃないっ!
こんなの!ボコボコにされた方がマシだ!
犯罪だぞ!!こんなの!!
「暴れるなよおい!」
「ひぃっ、やだっやめろっ!」
いきなり服に手を掛けてきた不良の手を
僕は荒く振り払ってしまい、
その時、その不良の顔を僕の爪が掠ってしまった
「っ・・・てぇな」
鬼の頬に、線のような傷が付き、
少しだけ血がポタリと流れた
「あ・・・・ご、ごめんなさ」
ギロリと睨まれて、体が硬直してしまい
動けなくなったと思ったら
「っ!!」
「いてぇじゃねえかよこのアマぁ」
左頬を思いっきりビンタされ
頭の中がグラグラと揺れた
「いっ・・・うっ・・・す、すみませ・・・っう・・・」
ジンジンとしてくる頬と
始めて殴られた痛みで
目から涙が零れた
こいつらは、相手が女であろうが
容赦しないタイプの不良だ・・・
「ぅぐっ・・・すみませんっ・・・
ヒッ、クッ・・・すみませんっ」
怖くて、また体がガタガタと震え出す
そんな僕にお構い無しに、
また不良に服を掴まれて
無理矢理脱がされそうになった
「やっ、やめてっ下さいっ!
お願いっ・・・うっ・・・おねがっ、いしますっ・・・グズッ・・・」
必死に抵抗しても、
僕なんかが敵うわけなくて
「なんだ?泣いた顔可愛いじゃねえかよ」
「っ!?・・・い、嫌だっ・・・」
不良の手が、太ももに触れて
やがてゆっくりと服の中に入ってきた
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