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act.Ⅱ-12 お前は知らないだろうけど
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次の日。
俺はまた昨日と同じ電車に乗った。
そして間崎も乗っていた。
「ここってさ…」
「これはね、現在完了だから…」
そして、隣には間崎の友達らしき奴も乗っていた。
どうやら友達が英語のプリントでわからない所があったのか、間崎に質問しているんだけど……、
距離、近くね?
何故か俺は無性に苛々している。
「あっ、そういうことか!サンキュー分かった。」
そう言った友達に、間崎が笑顔を向けているのを見た瞬間……
俺は気付いてしまった。
独り占めしたい。
俺のものにしたい。
あぁ、これが" 好き "ってことか………。
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