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act.Ⅳ-12
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「なんか……緊張しますね。寝れるかな…。」
口元まで布団を被った間崎が、照れながらそう言った。
「ありえねぇ…。」
それから5分も経たないうちに、寝やがった。
隣からスースーと小さく寝息が聞こえる。
俺なんか未だに緊張してんのに、お前はなんですぐ寝れるんだよ。
頬を軽くつねってみる。
反応なし。
「おーい。」
どうやら完全に眠っているらしい。
俺も寝よう。
ゆっくりと目を閉じた。
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──────────
……寝れねぇ。
目が冴えていてなかなか眠れない。
体を横にして間崎の方を向く。
気持ち良さそうに寝やがって。
寝顔をまじまじと見つめた。
寝顔の方が若干幼く見えるんだな。
やっぱり寝顔も可愛い。
そっと頬を撫でた。
「ん……。」
眉間にシワを寄せるが、眠ったままだ。
「おやすみ、羽純…。」
額にそっとキスをして、目を閉じた。
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