アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
おちつく
-
……暗い
1人きりの空間に寒気がする
……怖い
もう慣れたハズの静けさに身体が震える
しーん……と静かな部屋でいつものように布団の中に包まり、只々時間だけが過ぎていく。
もうどのくらい……こうしてきたかな。忘れちゃった。
昔、なにをやって遊んでたのか……
誰と遊んでたのか……
その人の名前……声、顔さえも思い出せない
寂しいという感情さえもわかない
空っぽのココロだ
「……秋人?」
だれ……?
……今ね、声が……上手に出ないんだ…
「……?」
「…う……あぁ…ぁ」
苦しくて、カラカラの喉で声をしぼりだした。
布団をめくられて視界いっぱいに光が広がっていく。
目が……痛い…っ
「……眩しいの?」
「あ…うぅ……まぶ…し…」
落ちつかない……
だれか…たす…けて……
「おれが絶対……守るからッ!!」
………うん
……おちつく……
後ろから抱きしめられたら震えが止まったのがわかった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 76