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子ども扱い
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「おー、なんだよ早速仲よく朝ごはんか?」
美味しそうに秋人が朝食を食べてると、嬉しそうに英二さんが歩いてきた。
「英二さん!あの……私を呼んでくださり、ありがとうございます!!」
いきなり頭を下げた俺に英二さんは驚いて目を見開いた。
「な、なんだよらしくねーなぁ。……別にお前なら喜んで世話すると思っただけだよ」
「……はい!!」
「いや、そこ喜ぶとこじゃなくね?」
はははと笑いながら英二さんはバシバシと背中を叩いてくる。
……地味に痛い
「……えっ…と……くれ…さん」
「んー?なんだー?」
呉(くれ)さんは英二さんのことだ。
英二さんはゆっくり秋人の側に寄り、優しく笑った。まるで幼い子供に接するかのように。
「……これ……おいしい…」
「ん?コーンスープ?よかったな〜」
秋人は英二さんに今食べているコーンスープを指差して嬉しそうに笑った。
そのやわらかく微笑んだ顔がすごく可愛くて愛しくて、こっちまで自然に笑顔になる。
「じゃ、おれは用事があるからもう行くけど。……ちょいこっちこい」
「……?はい」
英二さんに手招きされて、秋人に聞かれないようにか小声で話し出した。
「……いつぐらいから秋人を学校に行かせられる?」
「……え?」
「ほら、もう9月だろ?通う高校決めないといけねーし聞いとこうと思ってさ」
「そう…ですね」
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