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だんだん寒くなってきて、両手を制服のポケットに乱暴に入れて教室へ向かう。
中へ入るとまだ秋人たちは来ていなかった。
つまんねぇ…
珍しく早く来たせいか眠気がやばい。
大きく欠伸をしながら席にドカッと座ると、隣の席の女がビクッと肩を揺らした。
……んだよ
座っただけなのに怯えられるとか……
俺…泣いちゃうよ?
昔から目つきが悪いせいで、周りとは距離を置かれてきた。
そういう生活環境が見事に影響して、自然と俺からも周りと距離をとるようになった。
まぁ普通の奴と一緒にいるより、基本だらだらしてるあいつら(この前出てきた不良仲間)と居るほうが気楽でいいけど。
それから10分後に、静かに杉田と秋人が入ってきた。杉田が席に着いてから、少し違和感を感じた。
秋人は杉田の膝の上で人形みたいに止まっていた。微動だにしない様子に、つい目が釘付けになる。
……秋人…だよな?
その無表情ですこし大人びた雰囲気に疑ってしまう。
そんな俺の視線に気づいた杉田が、すんごい嫌そうな顔をしたんで、つい秋人達のところへ行ってしまう。
「おーう秋人じゃん!はよ〜。
杉田は朝から睨んできてんじゃねーよ」
「…おはようございます。そんな、睨むなんてことするわけないでしょう?」
近くに来た俺にそう冷たく言い放つ。
秋人はジッとこっちを見たまま動かないでいた。
「……秋人?どうしたんだ?」
「……」
俺を見たまま一向に動こうとしない秋人を変に思ってると、ピトッと右頬に秋人の手が伸びてきた。
な、な、なんだ!?!
いや何焦ってんの俺!何少し赤くなってんのおれぇ!!!
相手は男相手は男…ていうか子供!!!(年齢同じ)
頭で一生懸命そう言い聞かせるけど、何故だか心臓の鼓動がはやくなっていった。
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読んでくださってる皆さん!
明けましておめでとうございます!!!
これからも更新頑張っていきますので応援お願いします!( *´ `* )
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