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動揺と驚き
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俺の体に秋人の重くない体重がかかる。
なんッ…なんだこれなんだコレナンダコレ!!!?!
もぞもぞと楽な姿勢をとろうと、秋人が動くたびにビクッと肩があがってしまう。
「お、い……いきなり何なんだよ?」
自分の位置を確保した秋人にそう聞くと、ほのかに紅い目がおれを映した。
「…あっ…たかい、ね」
トクトクと鼓動を聴くように、おれの胸に耳をぴったりつける。
「……あんしん…する」
まるで何かにすがるように、そう掠れる声で呟いた。そんな秋人を見てると、すごく危うくて、守ってあげたくなる。
秋人の綺麗な白い髪に触れようと、手を伸ばしたあたりで、ふと顔をあげた。
「………」
多分向こうはおれの視線に気づいていないんだろう。
……なんて顔、してんだよ
前を見ると、杉田がすごく辛そうな…いや寂しい?んー……キツそうな?
あんまピッタリくる表現が浮かばないが、そんな顔をしていて、思わず手を引いてしまった。
そんなおれの視線に気づいた杉田は、ふいっと俺から視線をそらして、なんでもないいつもの顔にもどっていった。
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