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お洋服♪
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朝食後おれと秋人と杉田は、何故かこの辺りで一番でかいショッピングモールに来ていた。
……ことの成り行きは母の一言からだった
『今日学校はお休みなんだし、3人でどこか遊びに行ったらどう?』
うん、なんでそうなった?母よ
別に秋人と休日を過ごせるのはすっげえ嬉しいわけだよ。けど3人て!!!おれ的に微妙な構図なんだけどおおおお!!!!
はあぁ……どうせならデートしたかった
色とりどりで人通りが多い店内を歩きながら顔をしかめてると、杉田が俺の腕を掴みブランド物の店を指差した。
そこは男も女も着れるような服が並んでてすごく入り辛い感じだ。俺はすぐに回れ右をした。
「ふく…たくさん、すご…い!!」
「……」
そしてまた回れ右をしてそこのブランド店に入ったのであった。。
「……ねぇ見てあの3人!なんかドキドキするわね!!」
「小さい子白くて綺麗!女の子かしら?」
「黒髪の方背高い…すっごいタイプ」
色々言われておりますなあ…
ちなみに2人は俺の服を着ている。着替えを持ってきていなかったからだ。
杉田はここで服を買って着替えて返すとのことで、俺は荷物が増えるのを覚悟した。
「ぼく、の……コレ」
「お、決まったか…っておい!!おま、なに持ってきてんだよ」
「……?」
秋人が持ってきたのは白のフリルのついたワンピースだった。これ、さすがに男は着ないやつだろ
「でも、ぼく……ほしい」
「いいじゃないですか、似合いますよ秋人」
「お前なあ!これは女物だ!!」
「…では、こうしましょう」
杉田は秋人が選んだワンピースと似たようなシャツに黒のショートパンツを手に取った。秋人もそれならと頷いてぎゅっと洋服を抱きしめた。
杉田も薄い青の服に白のジャケットとGパンを購入した。
なんか、2人のこんな普通の格好を見たのは初めてで親近感がわいてくるな。いつも制服だし新鮮だ。
そして俺は、ここで2人が払った金額がいつまでも頭から離れなくて、静かに目を閉じた。
ちなみに杉田は秋人が欲しいといったワンピースもちゃっかり購入していたのだった。
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