アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
10 別ルート
-
集会が終わり、ステージ前に集まった、現生徒会・新生徒会候補・風紀そして、黄華星の取り巻き共。
「さて、まず、取り巻き共、お前らがまだ黄華を好きでも構わねぇが、ウリを注文するのはな、3回までとするからな。しかも、あの店は家の資産によって払える金額が変化する。簡単に言えば、総資産が多い奴ほど減り、少ない奴ほど多くなるシステムだ。」
一気に消沈する取り巻き共、
「つまり、この学園にいる以上、上限は2千ドルぐらいだな。大金をつぎ込んで戻って来させるなんて思った奴は居ないよな?」
そう俺が言うと何人か俯く。図星か。
「次に、会計と一匹狼は決めたか?まずは、会計。お前は生徒会を続けたいか?」
「うん。やりたい。やらせて下さい。」
珍しく砕けた喋りじゃ無い。よっぽど効いたな。
「まぁ、お前がバリネコになれるのなら、別に構わないがそれでも良いのか?」
「会長とやりたいから‼︎」
「まぁ、良いか。次に一匹狼か。お前はどちらにするか決めたか?早目に副総長に連絡しなきゃならないからな。」
「グループは辞めたく無い。どれだけ犠牲にしても、彼奴らと一緒にいたい‼︎」
「だとよ。副総長。」
「なっ⁉︎」
あぁ。総長が戻って来れるなら俺は良い。ありがとよ。早く来いよ。皆待ってんだからよ。
「次の生徒会だが、副会長は保留になる。会計と書記は無くなった。残っているのは、庶務をもう1人入れるか、生徒会補佐にするか。どうするか。」
「本音を言えば、紫苑が本気を出せば切り盛りは出来るだろうが、それは建前上無しだしな、大智がやってくれるなら生徒会も風紀も助かるんだが。」
「僕は今のままでも良いと思いますが、状況が状況なので期限付きという条件ならやりますよ。」
「大智。助かる。」
要約、この場所に平和が訪れるのか。
まさか、ここまで時間が掛かるなんて思いもしなかったが、目を覚ませてもらえて何よりだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 30