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番外編 スポーツ特待生の憂鬱
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ぁあ〜。サッカー超ヤりたい〜〜‼︎
はぁ〜、でも、自業自得だよな。自分で居場所無くしたもんな。だから、
お〜い。レフト空いてるぞ〜。
「あっ、はいっ‼︎雅さん‼︎」
バシッ
ナイスだったぜ。裕司よ。
「ありがとうございます。」
今日はバレーの助っ人だ。毎日、色んな部活の助っ人をしてる。昔から、スポーツに関しては不得意が無くて、どれも人並みはこなせた。
元々、スポーツは楽しかった。それは良かったんだけど、
『裕司様を悪い奴からお守りします‼︎』
それを気に俺に親衛隊なんて出来てて俺に近づいた子が傷付いてたり、時には退学もしてた。それから怖くなって、そう思ってた時に、
『そんな奴なんて気にするな‼︎俺は味方だかんな‼︎』
楽になりたかったのかも。その言葉によって俺は星に惚れたんだ。それからは、のめり込んで毎日追い掛けてた。ライバルは生徒会と同じクラスの不良だったけどイケるって思ったりもした。
追い掛け過ぎて部活に全く行かなかった。
いや、星が、
『学生なんて遊んでなんぼだろ?部活なんてするな。』
その時は、何かに取り憑かれていたのか、簡単に鵜呑みにして行かなかったのだと思う。
そんな時に、
『1年間の部活禁止とする。』
会長に言われた罰。言われて思い出した。俺は特待生なんだって。
何でこの学校に来たのかって。もし、このまま続けてたら、退学になって、家にも知らされて、母さんに、
『この親不孝もの‼︎自分が行きたいって言って行った場所なのに‼︎』
って、泣きながら怒られたかもしれない。
だから、会長に学費は俺が払うって言葉は胸に物凄く響いた。
これからは、1年間反省して、サッカーをまたやりたい。皆に迷惑を掛けたく無い。
だから、【ゴメンなさい。】
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