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番外編 副会長は、
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私は、何でこうなってしまったのでしょう。
父さんに、神楽坂はライバル家だ。
って、言われて意気込んでココに来たのに、
『そうか。すまん。初めて知った。』
相手にもされなかった。だったら、実力で越えてみせる。
そう思ってたのに、頭も、体力も、顔も、人柄も何一つ勝てない。この人には。
だから諦めたんだ。それに好意も持ってしまいました。でも、すぐに知った。神楽坂には付き合ってる人がここにいるって。
生徒会に入ることになっても、神楽坂は一番人気の会長、私は総合で3位の副会長。人気も負けました。
人気なのは嬉しかったし、笑顔を振りまけば皆喜んでくれました。
それからは、普通に過ごしてました。誰が見ても平和で全寮制の男子校ってだけな学校にすぎませんでした。
そんな時に、突如転校して来ました、黄華星君。見た目はアレでしたが、
『作り笑いなんてするなよ‼︎俺にだけは本当に笑えよな‼︎』
誰も気付かなかった作り笑いをほんの数秒で気付いた。(実際は誰も言わないだけ。)
嬉しい。
『星。これからよろしくお願いしますね。絶対離しませんよ。』
それからはのめり込んでいって、仕事なんて頭から抜け落ちてました。いつの間にか、
星の隣をいつもいて、周りがどんな目で見ているかなんて知りもしませんでした。
そして、その時が来ました。運命の日ですかね。会長に言われた言葉。
『お前が、家で努力して来た事をたった1人の言葉で消えた。そう親の頑張りをな。』
私の笑顔も全員が分かっていたなんて。
私は大きな罪を犯していたんですね。
もう間違いたくありません。
本当に好きになれる人を探して、勿論、仕事もきちんとしつつ恋人を作りたいです。
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