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二人きりの駅
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――――…さん
―――――-―葛城さん起きて下さい。
「ん……?」
フと誰かに名前を呼ばれると、俺はそこで目を覚ました。
「しまった……!」
パッと目を覚ますと、俺は駅のホームのベンチで寝かされていた。
「な、なんだここは……!?」
周りを見渡すとそこは、都会とは違う光景だった。ネオンの明かりすらない。
よくみると辺りには田園の風景が広がっていた。
「な、なんだここは……!まるで田舎だ……!?」
驚愕しながら辺りを見渡していると、近くに誰かが立っていた。
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