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――我ながらに情けない。
同じ男にレイプされて、そのレイプしてきた相手が自分の嫌いな奴だったなんて……。
しかもこんなこと誰にも話せない。
自分は一生、普通の人間でまっとうするはずたったのに、こんなのは自分にとって只の汚点だ。
しかも最後は自分からあいつを求めてしました。
そう思うと腹ただしさと屈辱感と、やり場のない思いが一気に混み上がった。
あいつは俺のことを好きだと抜かした。
俺は男なのにあいつはおかしい。
あいつの気持ちにどうやって答えろっていうんだ……!?
そんなのは駄目だ……!
間違っている……!
そんなのは……!
頭の中はあいつのことで、ぐちゃぐちゃになっていた。
もうパンク寸前だ。
考えるだけでも倒れそうだ。
タイルの上に座り込むと、上から降り注ぐシャワーの雨に濡れた。そして急に悲しみが胸の奥を襲ったのだった。
「どうかしているっ……!」
悲しみが胸の中に広がると、俺は訳もわからず涙に暮れたのだった――。
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