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「お前あの時、俺になんて言ったのか忘れたのか?何もかも奪い去ってしまいたいくらいお前は俺が好きなんだろう、違うか?」
「えっ……?」
「あれはお前の口から出たデマカセカか?俺のことを奪っておいて、お前は逃げる気なのか?」
「葛城さん…――」
阿川はその言葉に心臓がドキッとした。
そしてただ呆然と、彼の顔を見上げたのだった。
「ガッカリだな。お前にとって俺は、その程度の男だったのか?人の体を散々、おもちゃの様に弄んで用がなくなったら自分から消えるのか?」
「葛城さ……!」
「正直お前がそんな奴だとはおもわなかったぞ……!俺の気持ちなんかお構い無しに自分だけ満足すれば終わりなのかっ!?」
葛城はそういい放つと、抑えていた感情を昂らせたのだった。阿川は葛城にそう言われるとその場から立ち上がって彼に触れようとした。
「違います……!俺は葛城さんを……!」
「触るなっ!!」
葛城は彼の手が体に触れると、咄嗟に振り払ったのだった。
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