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家に帰宅した後、何もせずにベッドの上で一日中 彼のことを考えた。黙ってそのまま帰ってしまって
きっと今頃怒ってるだろうなとか……。
もう俺の顔も見たくないんだろうなとか……。
ここのまま絶縁で終わるかも知れないとか………。
色々と最悪なことが頭の中をグルグルと回った。
今までこんな気持ちには、一度もなったこともないのに、何で俺の胸はこんなにも苦しいのか……。
そう思ったら頭の中に彼の顔が浮かんだ。
葛城さんは、俺が初めて誰かを本気で愛したいと思える人(男)だった。本人は気づいてないかも 知れないけど、俺はずっと彼のことを見ていた。
偉そうで負けず嫌いで、だけど仕事に一生懸命で、嫌みな課長に文句を言われても、黙って仕事をするような真面目な人だった。本当は悔しい思いを沢山しているのに、だけどそれを表に出さない所とか、そんな彼の姿を見ているうちに段々と心が惹かれていった。
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