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遭遇Ⅴ
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まだ呼吸が整わない俺は
顔を腕で隠しながら横たわっていたが
国見は身支度を整えて 部室を出ようとしていた
「じゃあ 俺 帰るわ」
何事も無かったかのように国見が言った
「……………………」
何も言えず 国見の方も見れなかった
「…あ」
国見が何か言おうとしたので その先を待つ
「童貞ご馳走さまでした」
「⁉︎」
あまりの言葉に身体を起こしたが
バタンとドアが閉まった後だった
一人になって考える
国見…国見…何だったんだ…
国見に感じた想いも 国見がどう思ったのかも
俺の頭でいくら考えったって
答えなんて出るはずもなかった
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