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借り物競争
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よーいドンっ!
俺の列の奴らが一斉にスタートする。俺も少し遅れてスタートする。
俺はそこまで足が速いわけではないが、遅いわけではないから、封筒がある50m地点まではすぐだった。
1番でだどりつたおれは真ん中の封筒を手にした。
封筒を開け中身を見たら、《好きな人》と書いてあった。俺は少しの間固まってしまった。
嘘だろ。マジかよ。どうしよう。
俺はとっさに、一ノ瀬を探した。一ノ瀬はすぐに見つかったが、ホントに連れていこうか迷っていた。
でも、だからといって他の人連れて行っても迷惑だろうしな。
しょうがないか。もう腹を括ろう。紙見せなきゃいいんだから。
俺は開き直り、一ノ瀬のとこに行った。
「一ノ瀬ついて来て。早く。」
「あぁ」
一ノ瀬は楽しそうだった。そんな横顔を見たら幸せな気持ちなった。
ゴールして、審査員の悠弥に見せたら、ため息をつかれ「合格」とあきれ顔で言われた。
でも、その顔がホントに嫌がってる顔じゃない事に嬉しさを覚えながら。
俺らは1位だった。
「なぁ。で?なんだったんだ?お題」
やっぱり気になるよね。どうしよう言うべきなのかな?
俺は一ノ瀬を保健室に連れて行った。
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