アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
単刀直入
-
〈成宮side〉
俺は阿部を連れ出して生徒会室へ行った
俺が阿部を呼び出したのは言うまでもない
宗太郎なのか確かめるため。
「そこに座れ。」
俺はソファーに宗太郎……いや、阿部を
座らせた。
阿部はすごくキョロキョロしている
………かっ可愛い。
「あのっ………なんの用ですか?」
あ、そうだ。
俺はもう一つのソファーにドカッと座り
足を組んだ
「あのさ、お前兄弟とかいる?」
「は、はい?」
単刀直入すぎたかな。
「だから兄弟いるかって聞いてんだよ!」
ビクっ!
やべ。怒鳴るつもりはなかったんだけど
阿部はプルプルと震えだした
「あっ………いませっ……ん。」
涙目は反則だろ。
「そっか……。じゃ、過去形では?」
「過去形?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
56 / 147