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お父さん
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「んっ……んんっ……ふっ…。」
もう何回イッただろう
俺の周りは白い液でカピカピになっていた
終わらない迫り来る快感にもう頭がおかしくなりそうだ
もう拘束されてどのくらい経っただろう
もうどのくらい涙を流しただろう
この部屋には小さな窓しかなく
月明かりが少し差し込むくらいでほとんど真っ暗だ
もう何もかもが嫌になる
そもそもどうしてこんなことになったんだろう
もとはといえばこの学園に来たのがいけなかったのかな?
お父さん…。
いや、おじさん……。
僕は小さい時からずっとおじさんと2人で暮らしてきた
お父さんって呼んでたけどなんとなく俺と血が繋がってないことはなんか薄々気づいていた
だって俺の赤ちゃんの写真はないし、
お母さんのことを聞いても固く口を閉ざすから。
でも、それでもやっぱり俺のお父さんだったんだ
いつも朝早くに仕事に行き、夜遅くに帰ってきていた
それでも授業参観や学校行事には必ず来てくれていた
日曜日もよく公園に遊びに行ったり遊園地に連れて行ってくれたりもした
家は貧乏で小さなアパートだったけど
それなりに2人で楽しく暮らしていた
俺はお父さんが大好きだ
この学園に来た理由は父さんの仕事の関係で、俺にはよく分からない
でも俺はお父さんを信じている
捨てたんじゃないよね…?
そんなことばかり頭をよぎる
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