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先輩…?
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俺はトイレをでると、教室に戻るために
歩きだした。
「ねぇ?これ君のハンカチだよね?
落としたよ?」
と後ろから急に声をかけられた。
俺はお礼を言おうと思い振り返った。
「あ!ありがとうございま…………!!」
俺は言葉を失った……。
そこにいたのは、中学生の時俺を
フった夏風 リヒト先輩だった…
俺は先輩の顔をガン見してしまった…。
すると先輩は、ビックリしたように
「俺の顔に、なにかついてる?」
と不安そうに聞いてきた。
………まだリヒト先輩だって決まった訳じゃない……
俺は先輩にある質問をする事に決めた……。
一呼吸する…。
「いえ。何もついてないですよ?
それより……。
先輩…名前教えてもらえませんか?」
と聞いた。
まっすぐに先輩の目を見つめて…。
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