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僕の初挑戦
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「はぁ……はぁ……はぁっ………ま、まいた…?」
「追いかけては……はあ……来てないみたいだな……」
よかった。そして疲れた。
「じゃあヒトミ、僕に用があるんでしょ?」
「あ、ああ。俺が好きなやつって……
お前なんだ。
付き合ってくれ。アズマ。」
予想してたのに、ドキドキが止まらなかった。
やばい………
嬉しい…!!
「うん。僕もヒトミが好き。」
「……………え?」
そうだよ。ずっと好きだった。ヒトミが僕を好きだと知るずっと前から。
「気づかなかったの?ずっと好きだったのに……」
「え?え!?」
ヒトミの動揺ぶりが凄すぎてちょっと笑っちゃう。
……このまま、本当に付き合えたらいいのに。
なんて。
無理な願いを神様に言ってみたりして。
「でも、ごめん。」
無理だよ。
「え?」
「ヒトミとは付き合えない。」
そんな酷いことできない。
ごめん。
ごめん。
僕が病気にさえなってなければ。
「なんで……?俺のこと好きなんだろ!?俺も好きだよ!なのになんでっ………!」
「………3ヶ月。」
ダメだ。言っちゃいけない。
「………え?」
「3ヶ月経ったら、もう一回言って欲しい。」
僕は今、一番最悪なことを言った。
「なんで……?」
「今は無理だけど、3ヶ月後なら、きっと……」
嘘つき。
「……わかった。3ヶ月な。俺、待ってるから。」
3ヶ月後なんて、僕もう生きてないくせに。
最低だ。最悪だ。
ヒトミを、縛りつけちゃいけないのに。
こんなにもコントロール出来ないなんて。
……こんなにも、好きなんて。
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