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僕の現実問題
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11月27日
結局昨日はそのまま寝ちゃって、朝起きた時僕のお腹が悲鳴をあげていた。
ぐぅぅー……
きゅるるるる……
ぐうぅ、ぎゅるぅぅ…
ナニコレ、地味に恥ずかしいんだけど。
食べ物を求めて部屋を彷徨っていると、母さんが僕に買ってくれたらしい飲むゼリーが綺麗に置かれたカゴを見つけた。
『お腹が空かない時』
『お腹が空いた時』
『体調が悪い時』
『美味しいゼリーが食べたい時
※これは栄養が少し少ないです。』
一つ一つ丁寧にラベルが貼られたゼリー。
いつ、作ってくれたんだろう。
『お腹が空いた時』のゼリーをとって、フタを開けた。どうやら、一日分の野菜の栄養が入ってるみたいだ。
一口飲むと、トマトとニンジンの味が口いっぱいに広がった。
まっっっ………ずい。
もう一度カゴを見ると、取手に付箋がついていることに気づいた。
『これはあまり美味しいとは言えないから、寝坊とかして朝時間がない時だけ食べてね』
あー……。ちゃんと見とけばよかった…
一口だけ飲んでしまったゼリーのフタを閉めて、元の場所にそっと戻した。
でも、僕のことを考えて作ってくれたんだ。
カゴに向かって、手を合わせた。
その後は普通にご飯を食べて、一旦家に帰った。荷物とかあるしね。
それが終わった時にはもうお昼だった。
といっても、お腹も別に空いてないしなぁ。
勉強でもしますか!
なんて言うと思ったか!
散歩に行くよ!勉強したくないもん!
パパッと着替えて、僕は病院を出た。
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