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②佐和田政宗
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朝、俺は
ここ、天ノ川高校がどこにあるか分からず
迷っていた。
えーと、確かここの道通った気が...
あれ?
どこだっけ?
はぁと溜め息をつき、その場にしゃがみ込む。
どーしよ。
確かに、試験の時ここ通ったのにな、と心の中で囁き頭をくしゃくしゃと掻く。
ふと、「おい」と声をかけられた。
え?
声がした方を向くと少し長めの黒髪で
身なりもきちっとした人が立っていた。
「あんた、天高の新入生か?」
「はい!あのなんで知ってるんすか?」
俺がそう言うとその人は、
目を丸くして、しばらくすると
クスクス笑い出した。
「え?は?え?」
「あんた、天然?ふ、ふく、服見りゃ分かんだろ」
あー、制服ね。。
おかしな奴とまだ、クスクス笑う。
ここまで、笑われるとちょっと腹立つんだけど。
でも俺は、その人の笑顔に引き寄せられたのか近づき
何故だか両手でその人の頬を包み込んだ。
すると、その人は
何故かみるみる赤くなっていった。
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