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①宮野弘樹
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すると、"あ〜ぁ"と言わんばかりに皆の視線が俺に刺さる。
俺は、耐えられなくなり
「弥生、先帰える」
と言い残し1年の教室を離れた。
もーなんなんだよ。
階段の踊り場でしゃがみ込む。
すると、
「先輩!」
と佐和田が階段をおりてくる。
「くんな!」と俺は、佐和田を睨みつける。
睨みつけると佐和田の足が止まった。
「まじ、あんたなんなんだよ?!
キスしたり好きだって言ったり
恥かかせたり
俺、あんたになんかしたかよ....
賭けに負けて罰ゲームでこんなことしてんの?
俺の反応見て、楽しんでんの?」
俺の最後の言葉に腹が立ったのか
佐和田は、目を見開き
勢いよく俺を引っ張りだ立せ壁へと俺を閉じ込める。
「っ」
後ろには壁。
前には佐和田。
左右も佐和田の腕によって逃げることはできない。
俺は、迷いながらも佐和田を見上げる。
すると、佐和田が
「俺は、罰ゲームでこんなこと言ってやってるわけじゃない。
そんなこと絶対にない。
朝、先輩に話しかけられて...会ってから本当にあなたが....好きなんです。
一目惚れなんです。
確かにからかってた部分もありますよ..?
だって、キスした時も好きって言った時も
ココにキスマーク付けた時も
先輩は、可愛い人だなって.....
俺、先輩が...好きなんです」
と、佐和田は俺を抱きしめる。
多分、俺の顔
真っ赤です。
「あんた、必死過ぎ...よくそんな恥ずかしいこと言えるな」
「だって、俺本気なのに先輩に罰ゲームとか楽しんでるって言われたら嫌ですし」
「ストレート過ぎ」
俺の顔を見るとにこっと微笑む。
「先輩とキスしたくなった」
「嫌だ」
誰かに見られたら嫌だし。
「えーいいじゃないですか!」とタイミングを見計らって
「っん..」
ちゅっとキスしてくる、佐和田。
すると、
カシャとカメラのシャッター音が響き渡る。
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