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木兎×赤葦 高校生活編 『日課』
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<赤葦目線>
ピンポーンーー…
ガチャ
「おはようございます」
「おはよう。いつも悪いわねぇ」
「いえ、通学路ですし。…起きてますか?」
「…それがまだなのよ」
「…お邪魔します」
「どうぞどうぞ~」
俺と木兎さんの家は近所で、いわゆる幼なじみだ。
小中高と同じ学校に通っている。
いつからか寝坊しがちな木兎さんを迎えに来て、一緒に登校するのが習慣となった
いつものことながら、すごい寝相の木兎さんから布団を引きはがす。
「おはようございます。起きてください」
「…………がー」
全くの無反応。
なぜかこの人は普通の学校と普通の部活だけの日は寝坊する。
…仕方ない。
「木兎さん、さっき監督から連絡が来て
今日の放課後に急きょ○○高校と練習試合するそうですよ」
「!!」
ばちっっと目を開けて、飛び起きる。
「えっ!…今なんて言った?」
単純……バレーばか…
「おはようございます。何も言ってません。」
「うぇ?あれ?あ、赤葦おはよう!今日もありがとっ」
屈託な顔で笑う木兎さんに朝からドキッとしてしまう。
「おはようございます。さっさと着替えないと置いていきますよ」
俺もたいがい単純だな…
毎朝早起きして木兎さんを迎えに来るのも
少しでも一緒に居たいから。
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