アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
木兎×赤葦 高校生活編 『あいさつ』
-
<赤葦目線>
「赤葦~歩くの速くないか~?」
「木兎さんが寝坊するのが悪いんです。さっさと歩いてください」
「へいへいへーい!」
校門に近づく頃になると
「木兎おはよっ」
「木兎じゃーん!今日も後輩くんと一緒かっ!」
「うわっ」
急に木兎さんに声をかけてくる人が増える。
いつも木兎さんと仲のいいクラスメイトたちだ。
「木兎おはよ~~~」
「あ、木兎だ!おはよう」
「おぅ、おはよ!」
……いつものことだ。
木兎さんは人懐っこく、常に明るいため
男子の友達も多いし女子からも人気がある。
俺とは正反対だ。
「ほら!赤葦も笑顔!朝から暗いぞ!」
「俺そういうタイプじゃないんで」
なんだか…おもしろくない……
それが顔に出ていたみたいで木兎さんにそう言われた。
「じゃあ、俺こっちなんで」
2年生と3年生の教室は全く別の棟だ。
「おぉぅ…赤葦、また昼な!」
さっさと教室に行こうとする俺に後ろから叫んできた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 11